想いをつなぐ相続コンサルタントKayoこと 中垣香代子です。
横浜を拠点に、「人生の後半戦」を安心して楽しむためのお手伝いをしています。
ご相談者様と話をしていると、「ああ、誤解されているな」と思うことが度々あります。
誤解したまま相続が発生してしまうと、思っていたような資産承継ができなくなる可能性があります。
今日は、よくある誤解を3つ、ご紹介します。
「相続で揉めるのはお金持ちだけなので、わが家には関係ない」
という誤解
「相続で揉めてしまうのはお金持ちだけ」と思っている人のなんと多いことか。
実は、財産が多いご家庭は、きちんと事前に対策をされている場合が多いのです。
「わが家は大丈夫よね」と思っているご家庭ほど、もめてしまう可能性が…。
最高裁判所事務総局が公表している「令和7年司法統計年報」に記載されている
「家庭裁判所に持ち込まれた遺産分割事件のうち認容・調停が成立した件数」をグラフ化してみました。

遺産分割の話し合いが決裂し、家庭裁判所に持ち込まれたのは
金融資産や不動産などの遺産総額が
1,000万円以下が全体の35%
5,000万円以下では全体の77%になります。
相続税には基礎控除(非課税枠)があり
相続人が2人の場合は、4,200万円まで
相続人が3人の場合は、4,800万円までは相続税がかかりません。
ということは、相続税がかからない、もしくは相続税がかかっても多くはないご家庭が揉めている状況が見えますね。
”わが家は相続税がかかりそうもないから何も対策は必要ないね”
は、大きな誤解だということ、お判りいただけたでしょうか。
「遺産を相続できるのは配偶者と子どもだけ」という誤解

万が一のときに財産を引き継ぐ権利が配偶者と子どもにあることは、多くの方がご存じだと思います。
では、子どもがいないご夫婦の場合は?
「うちは子どもがいないから、万が一の時は全部配偶者に引き継がれるはず」と思われている方はとても多いのです。
しかし、お子様がいらっしゃらない場合、法律上の相続人は配偶者だけでなく、亡くなった方のご両親や、ご兄弟姉妹(ご兄弟が亡くなっている場合は甥・姪)まで広がります。そうなると、残された配偶者は、義理のご両親やご兄弟と財産の分け方を決める「遺産分割協議」を行うことになるのです。
大切な人を亡くした悲しみの中で、こうしたデリケートな話し合いを進めるのは、心身ともに大きな負担になりかねません。だからこそ、元気なうちに残される大切な人が困らないための準備をしておくことが必要なのです。
「まだまだ元気だから、相続のことを考えるのは後でいい」という誤解

「行ってきまーす!」
「気を付けて楽しんでおいで」
小学6年生のとき、修学旅行に出かける私を見送ってくれた父は、その日の夜に倒れ帰らぬ人となりました。
そのとき父は45歳でした。
その若さで父がいなくなるなんて考えもしませんでした。
身近な人や自分自身の死を想定して準備をすることに抵抗がある方もいらっしゃることでしょう。
しかし、人生、いつ・何が起こるかわかりません。
準備をするのに「早すぎる」ということはありません。
また、相続の準備は「死への準備」ではなく、これからどう生きていくか「この後の人生を安心して楽しむための準備」だと私は考えています。
まとめ
相続コンサルタントは、法律や数字を扱うだけの存在ではありません。 あなたの心にある小さなモヤモヤを受け止め、
「心が少し軽くなる」ための一歩を一緒に踏み出すパートナーです。
特に子どもがいらっしゃらないご夫婦にとって、事前の準備は「パートナーへの最高の思いやり」になります。
何を相談していいか分からないという状態でも構いません。
まずはあなたの大切な想いをお聞かせください。
【個別相談(予約制)のご案内】
「まずは自分の家の状況を確認したい」という方も大歓迎です。
相続相談は「2回で1セット」。
丁寧に状況をヒアリングし、解決までの道筋を提示いたします。
